夏のあいだは冷房効率を高めるため、直射日光が部屋に入らないようカーテンやブラインドなどを使っていた。しかし、これからの秋や冬、そして春は、太陽の光を招き入れ、部屋を暖かく明るくして過ごしたい。
そこで、太陽光を部屋の照明として活用できるスマート反射鏡「Lucy」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Lucyは、直径40cmの球形をしたスマートデバイス。日なたに置くと、内部にある直径36cmの鏡で太陽光を反射させて部屋の天井や壁を照らせる。光量は1万ルーメンあり、46.5平方mある部屋を十分明るくできるそうだ。照明として使うだけでなく、屋内の植物に日光を当てることにも利用可能。
太陽の位置は地球が自転する影響で変わるわけだが、Lucyは太陽の動きを追尾し、反射光を同じ位置に当て続ける。面倒な設定作業は不要で、最初にLucyを置き、反射光の位置を決めると、鏡が自動的に動いて反射方向を調整してくれる。
Lucyは太陽光発電パネルを搭載しており、動作用の電力も太陽光から得る。そのため、充電したり、電源ケーブルを接続したりする必要がなく、設置場所を選ばない。
屋外に置くことが多いため、雨などに当たっても差し支えない構造を採用。さらに、セキュリティロックも取り付けられるので、持ち去られる心配もない。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間9月13日12時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標の2倍を超える約12万ドルの資金を集めている。
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