Last.fm、2012年に4300万件以上のアカウント情報が盗まれていたことが発覚--LeakedSourceが調査

Zack Whittaker (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年09月02日 12時08分

 音楽ウェブサイト「Last.fm」に対する2012年のハッキング事件の新たな詳細が明らかになった。CBS傘下のLast.fm(米ZDNetや米CNETもCBSの傘下にある)は2012年、データ侵害の被害を受けたが、その攻撃の詳細は公表されなかった。複数の報道によると、同サービスの当時のユーザー数は約4000万人だったと推定される。

 流出情報をトラッキングするLeakedSourceは米国時間9月1日、Last.fmのデータベースのコピーを入手し、ハッキング事件の詳細をブログに掲載した。それによると、4350万件以上のアカウントが盗まれていたという。

 LeakedSourceは、ユーザー名や電子メールアドレス、アカウント取得日のほか、ニュースレター登録や広告関連データなどの内部記録もこのデータ侵害で盗まれていたことを確認している。

 データベースには、MD5でハッシュ化されたパスワードも含まれていた。このアルゴリズムは、現在では安全性は高くない。MD5アルゴリズムは「安全でなく」、わずか2時間で96%以上のパスワードを特定できた、とLeakedSourceは述べている。

 米ZDNetはそのデータの正当性を独自に確認済みだ。

 LeakedSourceはLast.fmのサイトとフォーラムの流出データをデータベースに追加しており、流出被害に遭った可能性のあるユーザーはそこで自分のデータを検索することができる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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