Appleは米国時間9月1日、「OS X」と「Safari」への緊急セキュリティアップデートを公開した。同社モバイルOSに先週発見されたのと同じ脆弱性が、デスクトップOSにも発見されたことを受けたもの。この脆弱性によって、攻撃者がデバイスを遠隔で乗っ取ることが可能になるおそれがある。
今回のパッチは「OS X 10.11.6」(開発コード名:「El Capitan」)と「OS X 10.10.5」(同「Yosemite」)が対象となる。1週間前にインターネットセキュリティ専門家が、アラブの著名な活動家の「iPhone」がAppleのモバイルOSに存在する3件の未知の脆弱性を利用して狙われていることを発見した。Appleはアップデートされた「iOS」のバージョン9.3.5をリリースすることでこれに対応した。
これと同じ脆弱性がOS Xにも発見されたのは、Safariブラウザのデスクトップ版とモバイル版でコードベースの多くが共通しているからだ。
Appleはアドバイザリの中で、「悪意を持って作られたウェブサイト」をSafariブラウザで訪れた場合、ハッカーが対象者のコンピュータで任意のコードを実行できてしまうおそれがあると警告している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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