Acerが、タブレットとしても使えるノート型マシン「Chromebook R 13」を発表した。さらに、Intelの第7世代「Core」プロセッサを採用した「Windows 10」搭載ノートPCの新シリーズとして、超薄型の「Swift」とコンバーチブルタイプの「Spin」などを披露した。
13.3インチのChromebook R 13は、より小型の「Chromebook R 11」に続くモデルとなる。R 11と同様に360度ヒンジを備えているので、タッチスクリーンタイプのディスプレイをキーボードの裏側に倒してタブレットとして利用したり、立てて映画を鑑賞したりできる。
Chromebook R 13は、1920×1080ピクセルのフルHDディスプレイ、MediaTekのクアッドコアプロセッサ、4GBのRAMを搭載している。また、USB Type-C、USB 3.0、HDMIポート、Bluetooth 4.0、マイクおよびヘッドホン用ジャックを備えている。Acerによると、重量は1.49kgで、バッテリ駆動時間は12時間だという。
Chromebook R 13には、内蔵ストレージが16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの3タイプがあり、10月に米国や欧州で発売される。価格は米国向けが399ドル、欧州向けが399ユーロからとなっている。Acerによると、今後は「Google Play Store」からの「Android」向けアプリのインストールにも対応する予定だという。
また、ベルリンで現地時間9月2日に開幕する家電見本市IFAを控え、Acerは8月31日にWindows 10を搭載する新製品をいくつか披露した。コンバーチブルタイプのSpinと、超薄型のSwiftという2種類のノートPCシリーズだ。
Spinシリーズは、14インチディスプレイを搭載した「Spin 7」、13.3インチディスプレイの「Spin 5」、15.6インチディスプレイの「Spin 3」、さらに学生をターゲットとし、ディスプレイサイズが13.3インチと11.6インチの2モデルがある「Spin 1」が発売される。
アルミ素材のユニボディ設計が特長のSpin 7は、「Intel Core i7」プロセッサを搭載し、最大8GバイトのRAM、256GバイトのSSDストレージを搭載する。重さは1.2kg、厚さは10.98mmだ。また、2基のUSB 3.1 Type-Cポートを備えている。
Spin 7、Spin 5、Spin 3は米国や欧州で10月に発売される予定。価格はSpin 7が1199ドル(1299ユーロ)、Spin 5が599ドル(599ユーロ)、Spin 3が499ドル(599ユーロ)からとなる。Spin 1は、米国で12月までに発売され、249ドルから。欧州では11月に発売予定で、299ユーロからとなっている。
「Swift 7」は、アルミ筐体で黒色と金色を配したデザインだ。13.3インチのフルHD IPSディスプレイとIntelの第7世代「Core i5」プロセッサ、256GバイトのSSD、8GバイトのRAMを搭載する。高速無線と2基のUSB 3.1 Type-Cポートも備えている。
Acerによると、バッテリ駆動時間は9時間。重量は1.1kg、厚さは9.98mmで、Swiftシリーズの中で最も薄いモデルになるという。10月に米国や欧州で発売される。価格は999ドル(1299ユーロ)から。
「Swift 5」は、Swift 7よりもやや大型の14インチディスプレイを備え、厚さ14.58ミリ、重量1.36kgとなっている。Intelの第7世代プロセッサ、256Gバイトまたは512GバイトのSSDストレージ、8GバイトのRAMを搭載している。また、Acerによるとバッテリ駆動時間は最大13時間だという。11月に米国や欧州で発売され、価格は749ドル(749ユーロ)からとなっている。
さらにローエンドの「Swift 3」は、10月に米国や欧州に発売される。価格は499ドル(499ユーロ)から。「Swift 1」は、米国で11月、欧州で10月に発売される。価格は249ドル(349ユーロ)から。
またAcerは、世界初という曲面ディスプレイを搭載したノートPC「Predator 21 X」を発表した。大型のPredator 21 Xはゲーマー向けで、アイトラッキング技術を採用した21インチの曲面ディスプレイを搭載する。Windows 10マシンで、Intelの第7世代プロセッサ、NVIDIA「GeForce GTX 1080」GPUが2枚、5基の冷却ファンが内蔵されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」