ファインドゲートとBeat Communicationは、福利厚生倶楽部九州、日本ポジティブ心理学協会代表理事の筑波大学人間系研究員の宇野カオリ氏の協力のもと、ポジティブ心理学コーチングメソッドを取り入れたSNS型チーム自律化エンジン「あたりずむ」の提供を開始した。
あたりずむは、キャリア育成に重点を置いた社内SNS。「SNS機能」「キャリアデザイン機能」「キャリアサポート」「スキルアップサポート」「目標達成サポート」「成長サポート」を高めるための機能を搭載。組織の成長を生み出す「組織開発エンジン」としている。
日常業務の中でレジリエントなキャリア自律を促し、スキルアップを意識できる環境を整備するほか、困難な状況でも人生設計や自己成長にむけたスキルアップについて、自ら考えるためのヒントを、ポジティブ心理学コーチングメソッド(ペン・レジリエンシー・プログラム)を取り入れたコンテンツとして提供する。
また、キャリアコンサルティング契約したコンサルタントからのアドバイスを従業員に直接届けられるキャリアサポートを提供するほか、従業員への意識共有アンケートツールと集計ツールの提供、人材育成計画に即した組織活性化のための講座を提供する。将来的には、企業の福利厚生の一環として従業員の家族向けに、レジリエントな家族作りを支援するセミナーを計画している。
こうしたバックアップにより、従業員のキャリア育成を促す労働意識の向上に寄与し、企業内だけではなく従業員の家庭をも考慮したウェルビーイング(身心共に健全な状態)向上に貢献できるとしている。
あたりずむでは、SNS環境・目標達成サポート機能を7月15日に提供を開始しており、キャリア相談サポート、成長サポートサプリメント、組織活性化講座を10月1日に、キャリアデザイン・スキルアップ機能、集計ツールを11月1日に提供する予定だ。
キャリア支援を取り巻く環境として、職業能力開発促進法の一部改正により、職業選択、職業生活設計や能力開発などの相談に応じ、指導または助言する「キャリアコンサルタント」の登録制度が創設された。キャリア支援環境の向上に政府が力を入れ始めている。
また、超高齢化社会に向かう日本の職場環境において、さらなる定年延長がささやかれる中、より長期にわたるキャリア形成が従業員に求められている。定年延長を意識した長期的なキャリア形成をサポートするために、キャリア自律を促す環境構築が企業の課題となっている。
あたりずむはすでに、TOTOのシステム開発を手がけるTOTOインフォムや、IT技術者派遣のアソウ・アルファをはじめとした企業で導入が進められており、ITシステム開発事業者、アウトソーシング事業者、派遣事業者などの、本社から離れた場所で従業員が業務する組織を対象に、3年で100契約、1億円の売上を計画している。
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