Amazonは2015年、企業規模の大小を問わず、開発者やメーカーを対象に最大1億ドルを支給するAlexa Fundを設立した。その狙いはとてもシンプルで、同社のスマートスピーカ「Amazon Echo」に組み込まれた音声認識技術を活用する優れたアイデアを持つ人々を支援することだ。Alexa Fundは米国時間8月18日、過去最大規模の資金を投入し、スマートサーモスタット「Ecobee」の開発元であるecobeeに対する3500万ドルの資金調達ラウンドに参加した。
この資金調達ラウンドには、AmazonのほかにThomvestとRelay Venturesが参加した。この数カ月前には「Ecobee3」が、人気上昇中のAmazonの仮想アシスタント「Alexa」と連携する初のスマートサーモスタットとなっている。
今回のラウンドを達成するにあたり、Amazon Alexa担当バイスプレジデントを務めるSteve Rabuchin氏は、ecobeeが「Alexa Skills Kit」の開発に「重要な役割を果たす」と述べた。Alexa Skills Kitは、サードパーティー開発者がAlexaを活用できるようにするオープンソースのツール群だ。
3500万ドルは、ecobeeの調達額として過去最大であり、これで同社の調達資金総額は5100万ドルになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」