UPDATE オンライン小売業を手がける楽天の子会社、Rakuten Koboが大画面の新製品を発表した。「Kobo Aura ONE」と呼ばれるこの製品は7.8インチのE Inkディスプレイを搭載しており、これはAmazonの電子書籍リーダー「Kindle」の全モデルで採用されている6インチのE Ink製ディスプレイよりかなり大きい。
画面が大型化したものの、Aura ONEは6.8インチディスプレイを備えた前モデル「Kobo Aura H2O」と比べて薄くなり、重さも230gとやや軽くなっている。
手のひらに収めるのはやや難しいものの、Aura ONEは片手で持つことを想定した設計になっており、本体の背面にはざらつきのあるゴム引き加工が施されている。
また、Aura H2Oと同じく、Aura ONEは防水仕様となっている(ただし、水に浮くわけではない)。IPX8という高めの防水保護等級を獲得しているため、水深2mまでの場所に最長60分間沈められても問題はないという。
そのほかの改良点としては、1872x1404という超高解像度で300ppiのディスプレイや、従来の4Gバイトから8Gバイトに増えた内蔵メモリが挙げられる。また、内蔵のフロントライトも強化され、明るさだけでなく色温度(基本的には「昼」モードと「夜」モード)も調節できるようになった。
対応の電子書籍は端末に統合されたKoboのオンラインストアで購入できる。米国、カナダ、英国、オーストラリア、ニュージーランドでは、Koboの親会社である楽天が2015年に買収したOverDrive経由で図書館の電子書籍を借りることも可能だ。
Aura ONEは米国で9月6日から発売される予定で、価格は229.99ドルだ(英国でも同日に発売されるが、価格は明らかにされていない。また、オーストラリアでも2016年内に発売される見込みだ)。
仕様は以下の通り:
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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