写真と動画の共有サービスであるSnapchatのフィルタが、またも物議を醸している。今度はアジア人の顔の特徴を表したフィルタだ。
米国時間8月9日にリリースされたこのフィルタは、細い目などアジア人の特徴を強調して描いている。そのため、このフィルタを使った人物の写真を投稿したあるTwitterユーザーはSnapchatに対し、これは「イエローフェイス」であり、取り下げるべきだと訴えた。
「イエローフェイス」は、黄色の肌と吊り目でアジア人を表現するようなやり方を指す言葉だ。
Snapchatはその後、問題のフィルタを取り下げた。
Snapchatは10日、The Guardianの取材に対し、このフィルタは「アニメ風レンズ」で、「失効」したため、「提供を再開することはない」と述べた。
Snapchatは、顔写真にデジタル処理で適用できるフィルタを提供している。狙いは、特定の顔の特徴やその他のエフェクトを追加することで、自分の顔を変えて見せることだ。これらのフィルタは、楽しんで遊べることを目的としている。
今回のいわゆる「イエローフェイス」事件は、Snapchatがフィルタで厳しい批判を浴びた最新のケースだ。同社はこれまで、肌の色を明るくするフィルタばかり充実させていると批判されたことがあるほか、ドレッドヘアとニットキャップの「Bob Marley」フィルタは、「ブラックフェイス」のフィルタだとして人々の怒りを買った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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