「タブレットでクリエイティブ」は現実的か--Adobe × iPad Proが叶えるワークスタイル - (page 2)

 もう一つ、スマートフォンやタブレットの特色を生かしたアプリとして「Adobe Capture CC」を取り上げた。内蔵されたカメラが映し出したオブジェクトを、拡大しても破綻しない「ベクターシェイプ」として取り込むことができる。このファイルは、Creative Cloudのクラウド基盤「Adobe Creative Cloud Libraries」で共有でき、各モバイルアプリや、Illustrator、Photoshopといったデスクトップアプリで利用可能。

カメラで取り込んだオブジェクトの画像からベクターシェイプを生成する
カメラで取り込んだオブジェクトの画像からベクターシェイプを生成する

 “キャプチャ”できるものは、オブジェクトだけではない。カメラが写しだした色情報からカラーパレットを作成できるほか、最新アップデートでは、パターン作成機能を追加。カメラや画像ファイルから独創的なパターンファイル、ブラシなどを手軽に作ることができる。作成したデータは、デスクトップ・モバイルアプリで利用でき、現実世界にあるオブジェクトを自身のクリエイティビティに生かすことができる。

最新アップデートでは、カメラやローカル内の画像を使ったパターン作成が可能となった
最新アップデートでは、カメラやローカル内の画像を使ったパターン作成が可能となった

 ヒューズ氏は、こうしたiPad Proのようなタブレットデバイスを活用するメリットについて、「ポータブルであり、ロングライフバッテリーであること、また、高解像度でかつ室内の照明に合わせて調整してくれるディスプレイ(一部のiPad Proでは環境光に合わせてディスプレイの色味を最適化する『True Toneディスプレイ』を搭載している)など、ポートフォリオとしてのデバイスに加え、編集ツールとしても素晴らしい機能を発揮する」としている。

iPad Proの9.7インチモデル(左)には「True Toneディスプレイ」が採用されている。環境光を取り込み、その色にマッチした色調に画面を補正する。そのため、厳密な環境が求められるレタッチにおいても、特に意識することなく最適なクリエイティブ環境が用意される
iPad Proの9.7インチモデル(左)には「True Toneディスプレイ」が採用されている。環境光を取り込み、その色にマッチした色調に画面を補正する。そのため、厳密な環境が求められるレタッチにおいても、特に意識することなく最適なクリエイティブ環境が用意される

「iPad Pro」と「Apple Pencil」は最高の組み合わせ

 また、iPad Proと「Apple Pencil」を利用したアプリを紹介した。Apple Pencilは、筆圧感知に加え、ペンの傾きを検知でき、鉛筆でなぞった時のような濃淡を加えることができる。Adobeのドローイングアプリ「Photoshop Sketch」「Illustrator Draw」では、これらの特徴を生かしたクリエイティブ制作が可能となる。

 Photoshop Sketchでは、鉛筆のほかに多数のテクスチャやブラシを豊富に用意している。水彩絵の具を再現したものは、Apple Pencilを斜めに傾けると染みこんだような効果を得ることができ、違う色同士を混ぜ合わせることもできる。もちろん、Adobeのクラウド基盤「Adobe Creative Cloud Libraries」からCapture CCで取り込んだシェイプを利用したり、作品をデスクトップアプリにもシームレスに使用することができる。

「Apple Pencil」では、ほかのスタイラスペンでは表現できない「傾き」時のタッチも再現することができる
「Apple Pencil」では、ほかのスタイラスペンでは表現できない「傾き」時のタッチも再現することができる

 ヒューズ氏は、Apple Pencilについて「フリーハンドドローイングではiPad ProとApple Pencilは最高の組み合わせ」と述べた。また、Photoshop Sketchでは、デスクトップ版Photoshop用のブラシが利用できるアップデートを予定しているという。レイヤー機能と組み合わせることで、本格的なドローイング作業がiPadで完結できる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]