筆者が学生時代に体験したプログラミングの授業では、FORTRANのコードをパンチカードに打ち込む必要があった。1文字でも打ち損じるとカードが1枚無駄になってしまうため、予約語や関数名を間違えないようリファレンスマニュアルなどで確認しながら慎重に入力したものだ。FORTRANの命令一覧が印刷された下敷きや定規を使うこともあった。
そんな懐かしいプログラミング支援グッズが、「Raspberry Pi」用としてよみがえった。クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の定規「RasPiO GPIO Zero Ruler」だ。
GPIO Zero Rulerは、Raspberry Piの汎用入出力端子GPIOをプログラミングする際に威力を発揮する30cm(12インチ)定規。GPIOプログラミングに使うPython API「GPIO Zero」のコードなどが印刷されているので、いちいちリファレンスマニュアルを参照する必要がなくなる。
LEDやボタン、光センサ、ブザーなどの操作に必要なコードのほか、ポートも一目で確認できる。さらに、cmとインチの両方で目盛りが振られており、いまだにインチが単位として使われることの多い各種IT作業で役立つだろう。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月25日まで。目標金額は“切りの良い”2048ポンド。記事執筆時点(日本時間8月3日12時)でキャンペーン期間は21日残っているが、すでに目標の3倍近い約6000ポンドの資金を集めている。
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