クローバは8月1日、スモールビジネス・マイクロビジネス向けコンテンツマーケティングツール「クローバ PAGE(ページ)」を提供開始すると発表した。
クローバ PAGEは、ブログ感覚で手軽に作成できるホームページ作成ツール機能に加え、ユーザーとのコミュニケーション、アクセス解析まで行えるBtoB向けのクラウドサービスだ。
中小企業や個人事業主をターゲットとし、たとえばコンサルティング、料理教室の生徒募集やキャンペーン、プロモーションなどに利用することを想定しているという。
料金は、2ページまでの運用なら無料。5ページまで運用できる「プレミアムプラン」が月額2000円、15ページまでの「ビジネスプラン」は9800円だ。会員登録またはFacebookログインで利用できる。
カバー写真など素材を用意しておけば、4ステップでスマートフォンに対応したウェブサイトを作成できる。募集フォームやアンケートフォームも作成可能だ。フォームからエントリーしてくれたユーザーとは、メールアドレスを教え合う必要なくスマートフォンやPCでメッセージのやりとりができる。
さまざまな用途に合う10種類のデザインテンプレートが用意しており、今後のアップデートで各種業種ごとのテンプレートなど新デザインを追加する。URLは、「https://(任意の文字列).qloba.com/」となる。独自ドメインには現時点で対応していないが、ニーズがあれば検討するという。
クローバ PAGEで作成したページをSNSなどでシェアすると、自動的に固有のリンクが生成される。そのため、他のユーザーがこのリンク経由でフォームにエントリーした際、つながりがわかるのも特徴のひとつだ。メッセージのやりとりには紹介したユーザーも参加できるため、コミュニケーションを円滑に行える。
アクセス解析機能では、シェアされたリンクからの訪問数や、ユーザーどうしのつながりを表示し、ソーシャルなページへの流入経路も把握できる。
さらにクラウドサービスのAPIと連携できる。サイボウズのkintoneとデータを同期するれば、エントリーのカレンダー表示や分析をしたり、イントラネット内で情報を共有したりできるようになる。Slackと連携すると、エントリーがあったときにSlackで通知を受け取れるようになる。
リリース記念キャンペーンとして、クローバページ使用者対象にドローンなどが当たる「ドローンでランディング!キャンペーン」を実施中だ。このキャンペーンサイトもクローバ PAGEを使って作成されている。
クローバの代表取締役 CEO 門屋亮氏はサイボウズ出身で、サイボウズ初の独立支援制度で起業した。在籍時は主要製品の開発責任者を歴任。国内、海外の開発拠点立ち上げやプロダクトマネージャーとして「kintone」などの開発にも携わっていたという。
今後は、クローバ PAGE内でユーザー同士がコンテンツを共有するBtoBマイクロコンテンツの流通基盤として、1年後の流通量として1万コンテンツ/月(新規)を目指す。
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