Xiaomi(シャオミ)が北京で報道陣向けイベントを開催し、デュアルカメラを搭載するスマートフォン「Redmi Pro」を発表した。
「Redmi Pro」は本体背面に搭載された2つのカメラレンズを使って、「Bokeh」(ボケ)効果を施した写真を撮影する。具体的には、画像の1カ所にピントを合わせて、残りの部分を美しくぼやかす芸術的な写真のことだ。
2つのレンズは同じものではない。1つは13メガピクセルのソニー製センサで、もう1つは5メガピクセルのサムスン製センサである。Redmi Proは両方のカメラで撮影した画像データを合成する。ユーザーは被写界深度を調整して、ぼかし具合を変えることが可能だ。この効果が最も威力を発揮するのは、人物写真や近接写真を撮影するとき、つまり自分の目の前にある被写体にピントを合わせたいときである。
カメラのBokeh効果を有効にするには、まず画面上のシャッターの真上にある小さなボタンをタップする。その後、絞り値(例えばf2.8)を選択すると、Redmi Proが背景のぼかし具合を自動的に調整してくれる。ユーザーは撮影後にピント位置を選択することもできる。
その製品名通り、Redmi Proのハードウェアスペックは、ほかのRedmiスマートフォンより強力だ。Redmi Proはメタルボディを採用しており、4GバイトのRAM、128Gバイトの内蔵ストレージ、MediaTekの「Helio X25」10コアプロセッサを搭載する。2つのSIMカードスロットを備え、4G LTEをサポートする。SIMカードとmicro-SIMカードを1枚ずつ挿入することも可能だ。5.5インチでフルHDのOLEDディスプレイの下に指紋センサも搭載する。
Proのベーシックモデルは3GバイトのRAM、32Gバイトの内蔵ストレージ、「Helio X20」プロセッサを搭載する。
現地時間8月6月に発売予定で、ベーシックモデルは小売価格は1499元(約225ドル)という驚異的な安さだ。一方、最上位モデルは1999元(約300ドル)である。興味深いことに、Redmi ProはXiaomiの通常のオンライン販売に加えて、オフラインの小売店でも販売される予定だ。当初は中国のみで販売される。
主なスペックは以下の通り。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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