PayPalは米国時間7月21日、堅調な2016年度第2四半期(6月30日締め)決算を発表した。同社は2015年にeBayから分社化した企業だ。
PayPalが計上した純利益は3億2300万ドル(1株あたり27セント)。売上高は前年同期比15%増の26億5000万ドルで、非GAAPベースの利益は1株あたり36セントだった。
アナリストらは、売上高を26億ドル、1株あたりの利益を36セントと予想していた。
PayPalによると、アクティブな顧客アカウントは前年同期比11%増の1億8800万件。マーチャント(売買業者)について見ると、第2四半期末時点のアクティブなマーチャントアカウント数は1450万件だった。
第2四半期に処理した合計決済額(Total Payment Volume:TPV)は860億ドルで、そのうち240億ドルはモバイル決済だったという。
PayPalのソーシャル決済プラットフォーム「Venmo」で処理したTPVは39億ドルで、前年同期比141%の増加だ。
決算の内訳をさらに細かく見てみると、PayPalは14億件の決済を処理したという。これは、アクティブアカウント1件あたりの決済処理数29件に相当する。
PayPalはまた、Visaとの新たなパートナーシップを発表した。これにより両社共通の顧客は、VisaカードとPayPalアカウントを統合しやすくなる。その見返りとして、PayPalはVisaのトークナイゼーション(トークン化)サービスへのアクセスが可能となり、PayPalのデジタルウォレットを実際の小売店舗で受け付けてもらえるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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