FacebookのConnectivity Labは、インターネットアクセスが全くない地域に高速で安価なインターネット接続を提供するという自らの計画に向けて、前進を続けている。その一環として、同ラボはレーザー通信を利用した無線インターネット接続を実現する新しい検出器を開発した。
現在レーザーは、光ファイバネットワークでは使われているものの、無線ネットワークには無線電波やマイクロ波が利用されている。レーザーのほうがはるかに高速での通信が可能だが、細いレーザー光線で遠いところにある検出器に狙いを定めるのは、それほど簡単なことではない。
この開発チームを率いて学術誌「Optica」で公開された研究論文を執筆した、Connectivity LabのTobias Tiecke氏は「いまだに大勢の人々が世界中のきわめて辺鄙な地域に居住し、無線通信のインフラが利用できないためにインターネットに接続できずにいる」と述べている。
開発チームでは、電球のような形の検出器と直交周波数分割多重方式と呼ばれる技術を用い、この機器と既存の通信技術の組み合わせにより、2Gbpsの速度でデータを送信することに成功している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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