iPhoneで撮影した写真を使い、写っている物体の長さや物体間の距離を後から測れる「iPin Spatial Ruler」が、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」に登場した。レーザーを使って独特の方法で計測する便利なデバイスなので紹介しよう。
iPinは、レーザー式の距離計測デバイス。以前紹介したレーザー式スマート巻き尺「dTAPE」「Bagel」と異なり、対象物とiPinのあいだの距離を直接レーザーで測るわけではない。
まず、iPhoneのイヤホンジャックに挿して電源を入れ、計測ガイド用のレーザーを照射させる。次に、例えば部屋の壁面を専用アプリで撮影し、計測に必要なデータを取得する。あとは、アプリ上の写真で任意の2点を指定すれば、2点間の距離が画面に表示される。部屋に置けるソファーを探したり、台所に入れる冷蔵庫を選んだりするような使い方が考えられる。
計測用データさえ取得できれば、現場から離れても簡単に計り直せる。そのため、測り忘れのミスを防げる。また、写真を家族などに送信し、自由に測ってもらうことも可能だ。
iPinの動作に必要な電力は、イヤホンジャックから供給され、バッテリ切れを心配する必要がない。イヤホンジャックに取り付けるアクセサリのように小さく、常に装着していても邪魔にならないだろう。
Indiegogoでの目標金額は2万5000ドル。記事執筆時点(日本時間7月20日16時)で約1万3000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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