爆発的な人気を集め、米国中に旋風を巻き起こしている「Pokemon Go」だが、やや問題を抱えている。サーバに問題があり、ゲームがランダムにクラッシュするほか、「iPhone」版はユーザーのGoogleアカウントデータに対して本来許可されるべき範囲をはるかに超えるアクセス権限を取得する。
しかし米国時間7月12日、「iOS」向けにPokemon Goの新しいバージョンがリリースされたことで、これらの問題のいくつかが修正されるはずだ。バージョン1.0.1が現在App Storeで対象国にて提供されており、App Storeの説明によると、以下の修正が含まれているという。
ただし、サーバがいつ安定化するのかについてはまだ明らかにされていない。
以前のiOS版Pokemon Goでは、ユーザーがサインアップする際にGoogleアカウントを使用すると、同アカウントに対するフルアクセス権限をPokemon Goの開発元であるNiantic Labsが取得するようになっていた。ユーザーのデータにアクセスし放題になるこの状況が報じられたことを受けてNianticは、今後は要求するアクセスを大幅に制限すること、そしてユーザーIDと電子メールアドレス以外のデータにはアクセスしていないことを声明で明らかにしていた。
「iOS上でのPokemon GOのアカウント作成処理において、ユーザーのGoogleアカウントに対するフルアクセス権限を誤って要求していたことに最近気付いた」と同社は声明に記した。「この誤りに気付いた時点で、実際にアクセスするデータに合わせて、基本的なGoogleプロフィール情報のみに対する権限を要求するようにクライアント側を修正する作業に着手した」(Niantic)
さらに、Nianticは「Googleは、Pokemon GOまたはNianticがそれ以外の情報を受信またはアクセスしていないことを確認済みである」とも声明に記している。「Googleはまもなく、Pokemon GOの権限を、Pokemon GOが必要とする基本的なプロフィールデータのみに制限する予定であるため、ユーザーが自分自身で何らかの措置を講じる必要はない」とNianticは述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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