中国のEコマース大手Alibabaは、「Android」ベースの自社開発OS「YunOS」を搭載するインターネット接続車両「OS'Car RX5」を発表した。
浙江省杭州市で現地時間7月6日に発表されたOS'Car RX5は、初の量産型インターネット接続車で、Alibabaと自動車メーカーSAIC Motorの2年にわたる精力的な協業の成果だ。
AlibabaでTechnology Steering Committeeの会長を務めるWang Jian氏は、次のように述べた。「私たちが作っているのは、『車の中でのインターネット』ではなく『インターネット上にある車』だ。車は今後、インターネットサービスとスマートハードウェアの革新にとって重要なプラットフォームになる。私たちは将来、すべてが密接に接続された世界を享受するだろう」
Alibabaの最高経営責任者(CEO)を務めるDaniel Zhang氏は、「AlibabaはSAICと協業しながら、車を輸送の形態からスマートリビングの新たなプラットフォームへと変換していく」と付け加えた。
YunOSは運転者に多数の機能を提供する。その中には、運転者の認識、3つの統合された画面、Wi-FiやGPSを使わずに現在地を追跡するインテリジェントマップ、スマート音声管理を介する音声操作、「360度の自撮りに対応する」取り外し可能な4台のアクションカメラなどが含まれる。
YunOSはまた、異なるスマートハードウェアやサービスに開放されていると称するプラットフォームを利用し、さらに上質で創造的な運転体験の統合を支援することを目指す。
Alibabaはシンガポールにクラウドデータセンターを運営しており、そこがクラウド事業の本拠地でもある。
Alibabaは2015年、SoftBank Robotics Holdingsへの出資を発表し、同社の創業者で取締役のJack Ma氏はロボット産業を「第4の産業革命だ」と評していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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