スギ花粉や黄砂のシーズンは終わったが、PM2.5、たばこの煙、ハウスダストなど、有害物質は屋内外を問わず常に漂っている。そこで、利用者の周囲という狭い範囲ではあるが、有害な粒子状物質を除去できるコンパクトかつスマートな空気清浄機「Wynd」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Wyndは、水筒ほどの大きさをした、持ち運んで使える空気清浄機。本体の周囲から吸い込んだ空気をフィルタ経由でユーザーの方向へ吹き出すので、起動するとすぐに清潔な空気に包まれる。小さいながら、1秒間に8リットル以上の空気を処理できるとしている。オフィスのデスク、自動車の車内、ベビーカーのなか、旅行先のホテルなどで、清潔な空気の空間を作れるという。
フィルタは、0.3ミクロンほどの粒子を除去する細かさ。使用可能な期間は空気の汚れ具合によって大きく変わり、3カ月から1年。フィルタの交換時期になると、本体上部のLEDが光って警告してくれる。
本体の底部に空気汚染度センサが内蔵されており、取り外して使える。LEDの色で汚染状況を教えてくれるほか、後で汚染状況を確認できるよう記録する。記録されたデータは、スマートフォンのアプリで確かめられる。
さらに、将来Wyndのユーザーが増えれば、アプリのコミュニティ機能で特定の都市や地域の汚染状況が確認可能になるという。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月12日まで。記事執筆時点(日本時間7月8日13時)でキャンペーン期間は4日残っているが、すでに目標金額5万ドルの9倍を超える約45万8000ドルの資金を集めている。
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