NTTドコモ、ACT NOW、アスリートエールの3社は6月29日、競技者(アスリート)を支援するスポーツファンディングプロジェクト「5Flags(ファイブフラッグス)」を、7月14日から2017年3月31日までの期間限定で実施すると発表した。
5Flagsは、アスリートの競技資金を支援するスポーツファンディングプロジェクト。支援を必要とするアスリートは、「プロジェクト」と呼ばれる支援募集ページを作成できる。
プロジェクト作成にあたっては、目標金額を設定し、目標金額に到達しないと支援が得られない「All or Nothing方式」と、目標金額への到達に関係なく支援が得られる「All in方式」の2種類から選択可能。支援者であるファンは、任意のプロジェクトからアスリートのグッズなどを購入することで支援できるという。
5Flagsは、ACT NOWのクラウドファンディングプラットフォームを利用し、およそ1000人のアスリートの支援実績を持つアスリートエールがサポート。さらに、8月からはドコモが提供する決済手段や「dポイント」での支援も組み合わせる。
これにより、これまでクラウドファンディングの経験がない利用希望者でも手軽にアスリートを支援できるようになるとしている。さらに、2017冬季アジア札幌大会に向けて、ウィンタースポーツで活躍するアスリートも支援するという。
スポーツ界では、競技種目によっては、トップアスリートでさえも活動資金が足りず、合宿や遠征に行くための費用が捻出できないことなどが課題となっているという。そこで3社は、同プロジェクトを通じて、競技に打ち込むアスリートが仕事や学業などと、アスリートとしての活動を両立できる支援の枠組み作りを目指すという。
さらに10月からは、ドコモgaccoが提供するオンライン学習プラットフォーム「gacco」において、アスリート専用のファン作りや資金調達などを学習する講座を開講。アスリートの学習支援なども併せて行う予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス