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本格ダイビング向け200m防水アクションカメラ「Octospot」--水深に応じた自動色補正も

 アクションカメラには防水性があり、水辺や水中で安心して使える。素潜り程度の水深であれば、特別なケースに入れる必要のないモデルも多い。しかし、スキューバダイビングで20m、30mといった深さまで潜る場合は、カメラを扱いにくいハウジングへ入れることになる。

 そこで登場したのが、ハウジングなしで本格的なダイビングに使えるアクションカメラ「Octospot」だ。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

本格的なダイビングに使えるアクションカメラ(出典:Kickstarter)
本格的なダイビングに使えるアクションカメラ(出典:Kickstarter)

 Octospotは、水深200mの水圧に耐えるという防水アクションカメラ。もちろん、通常のスキューバ機材を使うスポーツダイビングでそこまで深く潜ることはないが、水中で動かしながらビデオ撮影することや、水上で波をかぶることを考えると、この程度の防水性が求められる。

 ハウジングを使わないので、112×34×34mmというコンパクトなサイズをいかし、マスクのベルトに取り付ける使い方も可能。ハウジングのガラス面が結露して映像がぼやけるトラブルとも無縁だ。

コンパクトなのでマスクに取り付けることも可能(出典:Kickstarter)
コンパクトなのでマスクに取り付けることも可能(出典:Kickstarter)

 グローブで扱うことから、細かな操作をする必要を廃し、2つのスイッチだけで使えるようにした。厚さ7mmのネオプレーン製グローブでも、問題なく操作できるという。水中では音の聞こえてくる方向が判別しにくいことから、操作のフィードバックはバイブレーションで返す。また、後部に小さなディスプレイが設けられていて、水深、水温、バッテリ残量、撮影モードなどが確認可能。

ダイビンググローブでも操作しやすい(出典:Kickstarter)
ダイビンググローブでも操作しやすい(出典:Kickstarter)

 水中では太陽からの赤い光が吸収され、深く潜って撮影すると青みがかった映像になる。Octospotは、水深に応じてホワイトバランスを自動調整し、自然な色の映像に変換してくれる。そのため、色補正用フィルタを持って潜る必要がない。

水深に応じてホワイトバランスを自動調整(出典:Kickstarter)
水深に応じてホワイトバランスを自動調整(出典:Kickstarter)

 さらに、圧力センサと温度センサで水深と水温を記録し続けるので、ダイビングログを取ることにも使える。ログデータは、無線LAN(Wi-Fi)やmicroSDカード経由でスマートフォン、PCなどに取り出し、映像と合わせて確認できる。

映像とダイビングログを合わせて確認(出典:Kickstarter)
映像とダイビングログを合わせて確認(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月4日まで。記事執筆時点(日本時間7月6日16時)でキャンペーン期間は29日残っているが、すでに目標金額8万ドルを上回る約8万8000ドルの資金を集めている。

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