クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援を募っているこのデバイスを使えば、SFのように水中を自由に泳げるかもしれない。水ら酸素を取り出せる“人工エラ”水中呼吸器「Triton」だ。
Tritonは、スキューバダイビングで空気を供給するレギュレータの、口にくわえる部分だけを取り出したような形状の呼吸器。スキューバダイビング用の重い空気タンクを背負うことなく、スノーケリングの身軽さで長時間潜っていられる。
左右に飛び出した棒状の部分には、水分子より小さな穴の空いた繊維が大量に詰められており、水から酸素を取り出す。ただし、必要な量の酸素をリアルタイムに得ることは難しいので、水中から取り出した酸素をコンプレッサで圧縮してタンクに貯め、これを人間が呼吸に使う。
コンプレッサはバッテリの電力で動くため、水中での活動はバッテリ駆動時間の45分に制限される。また、利用可能な最大深度は15フィート(約4.6m)なので、スノーケリングやスキューバダイビングほどは深く潜れない。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間3月15日13時)で約1万1000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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