苦境に陥っているカナダの携帯電話メーカー、BlackBerryは現地時間7月5日、わずか18カ月前に発売したばかりのスマートフォン「BlackBerry Classic」の製造を終了することを明らかにした。
この製品がBlackBerryの既存の顧客層向けに設計されたのは明らかだが、同社は新規ユーザーの獲得を願い、魅力的な特徴として、物理キーボード、メッセージングハブ、長くなったバッテリ持続時間をアピールしていた。BlackBerryは、同製品のOSとして、はるかに普及しているGoogleの「Android」ではなく、独自の「BlackBerry 10」を採用したが、他のモデルではAndroidの搭載を始めている。
しかし、BlackBerry Classicはまったく顧客に受け入れられなかった。
BlackBerryで最高執行責任者(COO)兼デバイス担当ゼネラルマネージャーを務めるRalph Pini氏は、7月5日のブログ投稿で次のように述べた。「われわれは、ポートフォリオの革新と前進を続けるため、スマートフォンの製品ラインを最先端のデバイスでアップデートする。その一環として、またこの市場における長年の成果を受けて、BlackBerry Classicの製造を終了する」
Pini氏は、同社が今後もBlackBerry 10のサポートを継続し、BlackBerry 10とAndroidの両デバイスの成功に向けて取り組んでいくと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス