Facebookは米国時間7月1日、投稿を複数の異なる言語に自動翻訳する新しいソフトウェアを導入した。投稿を公開すると、そのユーザーが選択した複数の言語にFacebookが変換して公開してくれる。
使用方法は次のとおり。投稿を入力し、プルダウンメニューをクリックすると、翻訳先言語としてフランス語やフィリピン語やリトアニア語といった最大45の異なる言語を追加することができる。
現在、「multilingual composer」と呼ばれるこのソフトウェアは、少人数のユーザーグループによってのみ試用されている。同社はこれを既に、企業やブランド向けの「Facebookページ」で試験済みだが、今回この試験を、ソーシャルネットワークのさらに広い範囲を対象に公開する。この機能は、既に5000のFacebookページで使われているという。
Facebookによると、同社ユーザーの半数は英語以外の言語を使用しているという。ユーザーが投稿に異なる言語を追加すると、この新しいツールは人工知能を活用して、翻訳フィールドを事前に埋める。続いて、ユーザーの現在地や言語設定、Facebookへの投稿に最もよく使用する言語などの情報を利用して、表示するメッセージのバージョンを決定する。
Facebookによると、ユーザーは多くの人に向けてメッセージを発信しようとする場合、通常は1件の投稿の中に、同じメッセージを複数の異なる言語で入力するという。しかし、それでは読者は長い投稿をスクロールして自分が理解する言語を探さなければならない。今回の新しいツールにより、投稿者はさまざな言語に翻訳された投稿を同時に編集することもできるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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