Amazonの動画サービスの利用がこの1年間で急激に拡大し、北米におけるトラフィックで、NetflixとYouTubeに続く第3位に一気に上昇した。
ネットワーク機器メーカーのSandvineが米国時間6月22日に発表した「Global Internet Phenomena Report」によると、北米で最も多くの人がテレビを視聴する夜の時間帯に、「Amazon Video」がダウンストリームインターネットトラフィックに占める割合は4.3%だったという。同社はこの調査報告書を年に2回発表している。
とはいえ、トラフィック占有率35.2%のNetflix、同17.5%のYouTubeとの差はまだ大きい。しかし、1年前に8位だったことを考えると、Amazon Videoは大躍進している。
Amazon Video(「Amazon Prime」契約者は無料で視聴可能)は、NetflixやYouTubeのオリジナルコンテンツ戦略を模倣して、「Transparent」のような批評家受けする作品をリリースしている。さらに、HBOオリジナル番組の配信契約といった、Netflixがまとめられなかった注目の独占契約をも結んでいる。Amazonは4月、初めてAmazon Videoを独立したサブスクリプションサービスとして月額8.99ドルで提供開始し、Netflixに真っ向から対抗した。
最新の調査報告書でNetflixのトラフィック占有率は6カ月前の37.1%から若干縮小し、首位の地位が揺らいだように思えるが、Sandvineによると、占有率の縮小は、Netflixが動画圧縮を改善したことが原因である可能性が高いという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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