“後継者”騒動で孫正義氏「ニケシュが一番の被害者」--ユニクロ柳井氏らがエール - (page 2)

藤井涼 (編集部)2016年06月22日 14時09分

アローラ氏「孫さんがエネルギーを取り戻した」

 同日の株主総会では、退任が発表されたアローラ氏も挨拶。孫氏らとともにグループの再構築に取り組んだ2年間を振り返りつつ、多くの海外事業者への出資を実行したことや、アリババ株などの売却によって多額の資金を生み出せたことを「誇りに思う」とコメントした。

退任するニケシュ・アローラ氏
退任するニケシュ・アローラ氏

 また、投資実行力など孫氏の手腕を高く評価した上で、「(投資先の)若い創業者たちに会う中で、孫さんは若返った。これから先5~10年と孫さんがソフトバンクを率い続けるエネルギーを取り戻したと感じる。この決断を尊重し、十分にサポートしたい」と語った。同氏は、7月1日をもって顧問に就任し、当面はソフトバンクグループや投資先企業へのサポートを続けていくという。

ユニクロ柳井氏や日本電産・永守氏が“エール”

 同日の株主総会では、ソフトバンクグループの取締役を務める、ユニクロの創業者であるファーストリテイリング代表取締役会長の柳井正氏と、日本電産代表取締役会長兼社長(CEO)の永守重信氏も出席。孫氏の後継者騒動について、それぞれ以下のようにコメントした。

 「(世の中に)孫さんみたいな人はいない。次の後継者は孫さんみたいな人ではなく、チーム経営ができる人だろう。60(歳)にもなっていないのに引退?冗談じゃないぞと申し上げた」(柳井氏)。

ファーストリテイリング代表取締役会長の柳井正氏
ファーストリテイリング代表取締役会長の柳井正氏

 「私は120になるまでやれと言われている。人の意欲と年齢は関係ない。孫さんが60になったらやめると言って、血迷ってるんじゃないかと思った。60になっても絶対辞めないし、(引退を予定している)69になってもまた10年はやりますよ。そういう経営者でなければ、こんな立派な会社はできない。孫さんが言うことは全部、ホラや嘘だから、あまり信用しないほうがいい」(永守氏)。

日本電産代表取締役会長兼社長(CEO)の永守重信氏
日本電産代表取締役会長兼社長(CEO)の永守重信氏

 2人からの社長続投への“エール”に、孫氏は「こりゃ、困ったな(笑)」と苦笑した。

後継者はロボット?

 株主総会の質疑応答では、参加者から「ロボットや人工知能が自分よりも優れた経営判断ができたら社長を譲るのか」といった質問が挙がった。

 これに対し孫氏は、「(人工知能は)経営の判断を支援してくれる仲間。将来の人工知能は最終意思決定の支援材料として進化すると思うし、そのように使っていきたい。彼ら(人工知能)の方がはるかに賢いので、時には従った方がいいかもしれない。ただし、そういう時代は徐々にくるので、彼らともよく相談しながら、一緒に寄り添いながら判断していく」と考えを語った。

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