Microsoftは5月、「iOS」「Android」「Windows」向けの「SharePoint」モバイルアプリの最新版を近日中にリリースすると発表していた。
そして米国時間6月20日、これらの先陣を切ってiOS向けのアプリ「Microsoft SharePoint」がAppleの「iTunes Store」に登場した。
「iPhone」や「iPad」上で稼働するこのSharePointモバイルアプリは無償で利用でき、「SharePoint Online」と、オンプレミス上で稼働する「SharePoint Server 2013」および「SharePoint Server 2016」の双方に接続可能だ。また同アプリは他の「Office Mobile」アプリともやり取りできる。さらに、iOS向けSharePointではiOS向けの「Microsoft OneDrive」アプリとのやり取りも可能になっている。
SharePointモバイルアプリは「Microsoft Graph」の機能と統合したことにより、ユーザー自らのモバイル機器から、所属しているSharePointチームのサイトや、組織のポータルやリソース、さらには他の人々が取り組んでいるものに対する迅速なアクセスを提供できるようなっている。また、イントラネット上での検索も統合されている。
iOS向けSharePointアプリのリリースを紹介した21日付けのMicrosoftのブログ記事には、今後の予定として2016年末までに、企業をまたがったニュースや発表に対するサポートなどの新機能を、iOS向けのSharePointアプリに追加する予定だと記されている。
なお、2016年末までにAndroid向け、および「Universal Windows Platform」(UWP)版のSharePointモバイルアプリをリリースする予定に変更はないという。
SharePointはコンテンツ管理とコラボレーション機能を提供するもので、Microsoftにとっては重要なドル箱ビジネスだ。現在、顧客企業の数は20万社以上で、利用者数は1億9000万人を超えるまでになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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