仕事や勉強をする際、静かすぎるとかえって落ち着かないことがある。雨や風の音、通りを走る自動車の音など、穏やかな環境音に包まれていた方が集中できる。しかし、工事やクラクション、大きな話し声などは騒音になってしまう。音源が外にあるため、ノイズの制御は難しい。
そこで、適度に静かな空間を確保するためのスマートデバイス「Muzo」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Muzoは、窓や壁から伝わってくる音の振動を検知し、逆位相の信号を発生させて音を小さくする。ノイズキャンセリング対応ヘッドホンと同様の仕組みで、騒音を軽減するわけだ。部屋などを静かにするこの「Serenity」モード以外に、Muzoは安眠を支援する「Sleep」モードと、会話を聞き取られにくくする「Secret」モードも選べる。
Sleepモードでは、外部からの音を小さくすると同時に、雨音や虫の鳴き声、川の流れ、風といった環境音を流し、寝付きやすくしてくれる。Muzoはコンパクトで持ち運びやすく、窓や壁に貼り付けるだけで使えるため、旅行の際にホテルで使ってもよいだろう。
Secretモードは、会話の音を小さくすることで盗聴されにくくする機能。重要な会話を静かな部屋や人目のあるカフェなどでしなければならない場合に、威力を発揮する。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月15日まで。記事執筆時点(日本時間6月21日11時)でキャンペーン期間は23日残っているが、すでに目標金額10万ドルを上回る約14万4000ドルの資金を集めている。
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