国際的ハッカー集団Anonymousと関わりを持つあるハッカーが、米国オーランドのナイトクラブで49人の死者を出した米国時間6月12日の銃乱射事件を受け、いくつかのTwitterアカウントに性的少数者(LGBT)支援のデザインを施した。
「WauchulaGhost」と名乗るこのハッカーは、CNNMoneyとのインタビューで、「罪のないこれらの人たちの命がすべて失われた。そうした人たちを守るためにIS(自称『イスラム国』)に対して自分にできることが何かあると感じた」と語った。WauchulaGhostは、Anonymousのほかのメンバーとともに、アカウントの乗っ取りを可能にする脆弱性を発見した。WauchulaGhostはその脆弱性を利用して、ISの旗をLGBT支援のシンボルであるレインボーフラッグに差し替え、オーランド事件の犠牲者を追悼する画像を投稿したという。
ISはソーシャルメディアを利用してメッセージを拡散しているが、Twitterは自社サービスにおけるこうした行為を阻止しようとしている。Twitterは2月に、IS関連のアカウント12万5000件を凍結したと発表した。WauchulaGhostがハッキングしたことを示したアカウントのうち、すべてではないが一部はすでに凍結されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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