15年ほど前まで、Napsterを使ってたくさんの楽曲を手に入れることができたことを覚えているだろうか。同ファイル共有サービスはその後、相次ぐ訴訟によって実質的に消滅していた。
この、かつての急成長ブランドがまもなく復活しようとしている。ただし、多くの人々が音楽ライブラリの作成に使用していたP2P(ピアツーピア)プラットフォームとしてではなく、Rhapsodyの音楽ストリーミングサービスの新名称として再スタートする。
新たな名称になっても、サービス内容はそれほど変わらないと、Rhapsodyは約束している。同音楽サービスは、Napsterの資産を2011年に買収している。
「ユーザーのプレイリストやお気に入り、アルバム、アーチストに変更はない」とRhapsodyはNapster復活の発表において述べている。「同じ音楽、同じサービスを同じ価格で」(Rhapsody)
先駆的なファイル共有サービスのアプリとして、当時19歳の学生だったShawn Fanning氏が1999年に開発したNapsterは、ユーザー同士がインターネット上でMP3ファイルを無料で交換することを可能にした。しかし、そうしたサービスが利益を侵食していると訴えたレコード業界やアーチストらが一連の訴訟を起こしたことで、Napsterはサービス停止に追い込まれた。
従来の音楽業界から容赦のない訴訟を受けて身動きが取れなくなったNapsterは、合法的なストリーミングサービスへと姿を変え、その後は目立たぬ形で運営されてきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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