General Electric(GE)の家電部門が正式に中国の家電メーカーHaier(ハイアール)の傘下となった。HaierによるGE Appliancesの56億ドルでの買収が発表されてから約6カ月後の米国時間6月6日、両社が記者会見で明らかにした。
この買収は、Haierが米国の家電市場でより強固なプレゼンスを確立しようとする積極的な動きだ。Haierは世界有数の家電メーカーである。
GE Appliancesのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)を務めるChip Blankenship氏は、短期的において人々が今回の買収による変化に気づくことはあまりないだろうと述べた。GEの名称は今後も製品上に表記され、顧客はこれまでと同様のサポートを受けられるという。
GE Appliancesは、売却による税引き後利益が1株あたり約0.20ドルになるとしつつ、これらの利益が事業再編によって相殺されることが予想されるとニュースリリースで述べている。GE Appliancesの従業員にレイオフの可能性はあるのかとの問いに、Blankenship氏は、「いかなる変化も見込んでいない」と答えた。
Haierは当初、GE Appliancesを54億ドルで買収するとみられていたが、GEによると、「同事業部門の運転資本の増加」を受けて買収額が約2億ドル引き上げられたという。GE Appliancesには現在、1万2000人の従業員がおり、ケンタッキー州ルイビルに加えてインディアナ州、アラバマ州、ジョージア州、テネシー州の施設で家電製品の製造に従事している。
同買収には、GEの「FirstBuild」マイクロファクトリーも含まれている。FirstBuildは、小型アプライアンスを生み出すための創造的な共同開発スペースだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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