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腰への振動でナビをするスマートなベルト「feelSpace」--目の不自由な人にも

 徒歩にしろ自転車にしろ、ほんの数年前までは地図を見ながら目的に向かったものだ。それが今では、スマートフォンのおかげで地図を持ち歩く手間がなくなったし、GPSで居場所から目的地までのナビゲーションも利用できる。しかし、ずっと画面を見ながら歩くと面白い建物や美しい風景を見逃してしまう。第一、ほかの人にぶつかったり足を踏み外したりして危険だ。

 そこで、進む方向を振動で伝えるスマートなベルト「feelSpace」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。

進む方向を振動で伝えるスマートなベルト(出典:Indiegogo)
進む方向を振動で伝えるスマートなベルト(出典:Indiegogo)

 feelSpaceは、腰に巻きつけると、曲がる方向などを振動で教えてくれる。いちいちスマートフォンの画面を見る必要がないので、煩わしくなく、安全に徒歩や自転車で移動できる。

 目的地は、Bluetooth連携させたスマートフォンのアプリで設定する。ナビを開始したら、方向が360度振動で示されるため、スマートフォンはポケットやかばんに入れておける。

目的地を設定したら、スマホを見る必要がない(出典:Indiegogo)
目的地を設定したら、スマホを見る必要がない(出典:Indiegogo)

 ナビゲーションは、目的地の方角を示す「ビーライン」モードと、ルートに応じて曲がり角などを教えてくれる「ルーティング」モードの2種類。さらに、feelSpaceのボタンを押すと北の方向が振動で分かる。この「コンパス」モードは、スマートフォンを必要とせず、feelSpace単独で機能する。そのため、歩いているときなど、いつでも気になったときに方角を確認することが可能だ。

目的地の方向を示す「ビーライン」モード(出典:Indiegogo)
目的地の方向を示す「ビーライン」モード(出典:Indiegogo)
ルートに応じて案内する「ルーティング」モード(出典:Indiegogo)
ルートに応じて案内する「ルーティング」モード(出典:Indiegogo)
北を示す「コンパス」モード(出典:Indiegogo)
北を示す「コンパス」モード(出典:Indiegogo)

 画面を見ず、ハンズフリーでナビゲーションが利用できるようになり、街や景色を楽しみながら安全に移動できる。さらに、音声入力などの手段で目的地の設定さえできれば、目の不自由な人のナビゲーションにも使えそうだ。

町歩きや自転車が楽しく安全に(出典:Indiegogo)
町歩きや自転車が楽しく安全に(出典:Indiegogo)
目の不自由な人のナビにも(出典:Indiegogo)
目の不自由な人のナビにも(出典:Indiegogo)

 Indiegogoでの目標金額は2万5000ドル。記事執筆時点(日本時間6月6日12時)で約7000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。

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