小売大手のWalmart Storesは近く、Amazon.comとの競争を有利に進める取り組みの一環として、UberやLyftを介した食品配送サービスのテストを開始する。
Walmartが米国時間6月2日に公式ブログで明らかにしたところによると、同社はこの取り組みを、コロラド州デンバーとアリゾナ州フェニックスで今後2週間のうちに開始する予定だという。
Amazonは2007年から、本拠を置くワシントン州シアトルにおいて、食品配送サービス「AmazonFresh」を展開してきた。それ以降、このサービスはニューヨークとフィラデルフィアのほか、南北カリフォルニアの複数地域に拡大された。
Walmartの最高執行責任者(COO)でEコマースを担当するMichael Bender氏のブログ投稿によると、Walmartが顧客から注文された食品をそろえると、いずれかの配車サービスがドライバーに連絡し、顧客に配送するよう依頼するという。顧客はWalmartに7~10ドルの配送料を支払うが、ドライバーへの追加費用は発生しないと、Bender氏は述べた。
Bender氏はブログ投稿で次のように述べた。「われわれは小さな規模から始めて、顧客に先導してもらうつもりだ。ただし、ラストマイル配送などの新しい取り組みをテストすることによって、当社は顧客に必要とされる手段、時間、場所で最適な対応ができる多様な方法を、より適切に評価することが可能になる」。同氏は、さらに詳しい情報は6月3日の同社株主総会で明らかにすると付け加えた。
米CNETはUberとLyftにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
(画像提供:Francis Joeph Dean/Deanpictures)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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