ソニー「Xperia X」レビュー--片手でも操作しやすい5インチスマートフォン - (page 2)

　カメラは夜間モード、マクロ、風景、スポーツなど、さまざまな撮影モードに自動的に切り替わる。13メガピクセルの前面カメラは、ユーザーが最もきれいに写るように自動的に補正を行う。ただ、他のスマートフォンと違って、補正の程度を調節するスライダーはない。

日陰の路地で撮影。自動モードを使用。
提供：Jessica Dolcourt/CNET

　右側面のカメラ専用ボタンも気に入った。このボタンを押してカメラを起動したとき、すぐに写真を撮影できる設定オプションもいい。もう1つ有益なヒントを紹介しよう。スクリーンを真下にスワイプすると、カメラモードを切り替えることができる（例えば、写真からビデオへの切り替え）。また、斜め右にスワイプして、前面カメラと背面カメラを切り替えられる。このスマートフォンのジェスチャーへの反応は本当に素晴らしい。

バッテリ持続時間

　3人の米CNET編集者がそれぞれ別のレビュー機でXperia Xのバッテリをテストした。結果を平均すると、2620mAhのバッテリは、動画を繰り返し再生するテストで約9時間持続した。予想より1～2時間短い結果だ。通信キャリアのネットワークでナビゲーションを利用したり、音楽や動画をストリーミングしたりして酷使すると、バッテリの消費はもっと早くなるだろう。

　ただし、Xperia XはAndroid 6.0搭載スマートフォンであるため、「Doze」を搭載していることに注目したい。Dozeは端末がアイドル状態のときにバッテリ持続時間を延ばす機能である。つまり、現実的な使用方法なら、1回のフル充電で普通の平日を切り抜けられるはずだ。内蔵のバッテリ節約モードもある。Qualcommの急速充電規格「Quick Charge 2.0」を利用できるため、2時間以内にフル充電できる。

ハードウェアのスペック