ヒートアイランド化の進む都市部では、夏になると夜でもエアコンなしだと寝苦しい。熱中症の危険もあるので、無理せず賢く使おう。しかし、古い家だと壁に穴を開ける必要があるなど、設置に手間も費用もかかる。
そこで、工事せず窓に取り付けて使える窓用エアコン「Noria」を紹介しよう。クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で、目標金額の4倍以上という多くの資金を集めている人気キャンペーンだ。
窓用エアコン(ウィンドウエアコン)とは、窓の一部開いた部分に取り付ける仕組み。かなり以前から存在するが、取り付けが面倒なうえ、大きく、動作音がうるさく、デザインも洗練されていないという。これに対し、Noriaは高さ5.8×幅18.25×奥行き15インチ(約14.7×46.4×38.1cm)というコンパクトかつスタイリッシュなデザインで、古臭い窓用エアコンのイメージを覆してくれる。
取り付けは容易で、上下に動かして開く幅21インチから36インチ(53.3cmから91.4cm)の窓に対応。空調可能な部屋の広さは、最大160平方フィート(約14.9平方m)。
温度設定など基本的な機能は、正面のパネルで直感的に操作できる。Bluetooth連携させたスマートフォンのアプリを使うと、遠隔操作が可能なほか、曜日や時刻で指定するスケジュール運転も設定できる。
さらに、一般のエアコンと違って外気を屋内に送風する機能も備えている。涼しい夜などは、エアコンを使い続けるのでなく、外の新鮮な空気を取り入れるとよいだろう。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月4日まで。記事執筆時点(日本時間6月1日16時)でキャンペーン期間は3日弱残っているが、すでに目標金額25万ドルの4倍を超える約116万ドルの資金を集めている。
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