本物のサイバー攻撃を元にしたリアルな「情報危機管理コンテスト」 - (page 3)

 攻撃項目は5つのカテゴリで細かく用意されており、審査はサイバー犯罪に詳しい専門家が細かく評価する。チーム毎に最も評価が高かったポイントに合わせて「アグレッシブ賞」や「ダメージコントロール賞」などがそれぞれ贈られ、総合能力が最も高かったチームに最優秀賞として経済産業大臣賞が贈呈される。

コンテスト全体の監督役を務める和歌山大学の川橋(泉)裕氏は「セキュリティ攻撃を仕掛ける相手も人間なので、何を考えているか心理的に分析する人間力も対応する側に求められる」と言い、技術だけでなくコミュニケーション力を高める努力も続けてほしいとコメントした
コンテスト全体の監督役を務める和歌山大学の川橋(泉)裕氏は「セキュリティ攻撃を仕掛ける相手も人間なので、何を考えているか心理的に分析する人間力も対応する側に求められる」と言い、技術だけでなくコミュニケーション力を高める努力も続けてほしいとコメントした

 優勝した福井大学のチーム「fukuitech」は、問題にたどり着いてからレポートにする作業が上手く、バランスがとれたチーム構成であった点が評価された。

総合的な対応力の高さと審査員の評価で優勝チームが決められ、今年は福井大学の「fukuitech」が優勝した
総合的な対応力の高さと審査員の評価で優勝チームが決められ、今年は福井大学の「fukuitech」が優勝した
常連校も増え、審査員が難しくなるほどレベルは拮抗しているという
常連校も増え、審査員が難しくなるほどレベルは拮抗しているという

【コンテストの結果】

  • アグレッシブ賞 早稲田大学「Team GOTO LoveTeam」
  • プログレス賞 関西大学「KobaIC」
  • グッドセンサー賞 東京電気大学「TDU-ISL」
  • ダメージコントロール賞 岡山大学「セキュリティ讃歌」

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