東芝は5月31日、ワイヤレス充電によって走行する中型EVバスの実証実験を開始すると発表した。川崎市殿町と羽田空港内ANAの拠点間約11kmを走行する。
ワイヤレス充電システムは、ケーブルを使用せずに地上の電源装置から車内に搭載された蓄電池に電気を送ることができるシステム。送受電パッド間が離れた状態で送電ができる磁界共鳴方式を採用しているほか、独自の充電パッド構成により、送電パッドと受電パッドが左右20cm、前後10cmまでずれていても充電できるという。
蓄電池には、リチウムイオン二次電池「SCiB」を使用し、1万5000回以上の急速充放電に対応。高頻度かつ短時間の充電にも適しており、今回の実証走行の片道分の距離を走行するのに必要な電力を約15分で充電できるとしている。
実証走行は6~12月まで実施される予定。ANAおよびANAグループの従業員が利用し、1日あたり3往復する予定だ。EVバスは全長8.9mで、定員は45名。52.9kWhの電池搭載量で、航続距離は約89km。最高速度は時速94kmになる。
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