NTTドコモは5月27日、「おしゃべりロボット for Biz」を5月30日より法人向けに提供すると発表した。「自然対話プラットフォーム」に、企業が独自シナリオを追加してカスタマイズできるサービスだ。まずは、タカラトミーで共同開発した対話ロボット「OHaNAS(オハナス)」で利用できるようになる。
おしゃべりロボット for Bizは、法人ユーザーが自社の商品などに関わる話題をシナリオとして作成。それを、「しゃべってコンシェル」などに搭載されている自然対話プラットフォームに追加することで、対応するロボットや玩具が商品説明や店頭での接客、受付業務のサポートなどをできるようにするサービス。
同社によれば、自然対話プラットフォームに対応したOHaNASは、ユーザーが利用することで対話がスムーズになり、その会話の成立の割合は90%を超えたという。これは、誤りを検出してうまく回答できるよう改良を加えることで、登録していたシナリオを8000から2万まで拡大した効果によるものとしている。
法人ユーザーは、ドコモの自然対話プラットフォームに対応したロボットなどとスマートフォンがあれば、シナリオを登録する初期費用(50万円)と月額利用料(3万5000円/1台)のみでASPを利用できる。新たに設備投資をすることなく最短1週間で導入が可能だという。
初期登録料として含まれるのは、アプリカスタマイズ料(企業ごとに必要なアプリ画面のカスタマイズ、接続先の初期設定作業)とシナリオカスタマイズ料(50シナリオまで)。月額利用料には、ASPシステム利用料とシナリオ運用料(毎月5シナリオまで追加、変更、削除が可能)が含まれる。
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