Foursquareは米国時間5月25日、配車サービス企業のUberとグローバルな複数年契約を結び、自社の「Points of Interest」(POI)データを提供してUberがレストランや地元の店舗などの目的地の名称を知ることができるようにすると述べた。これによりUberの利用者は、自分が行きたい場所の住所を調べる必要がなくなり、目的地の入力ボックスに行き先の名称をタイプするだけでよくなる。
Uberの最高業務責任者(CBO)を務めるEmil Michael氏は、Foursquareの位置データの「幅広さと正確さ」を「すばらしい」と評し、Foursquareのブログ投稿に「位置データをカスタマイズする機能によって、世界中のUberの利用者とドライバーのユーザー経験をさらに改善できる」とのコメントを寄せた。
また、Uberも自社サイトへの投稿で、Foursquareのデータは同社の食品デリバリーサービス「UberEats」や、宅配サービス「UberRush」などにも役立つとの見方を示した。「たとえば、配達する食品を受け取るとき、ドライバーはまず店舗の正面へ行く可能性が高いが、注文の品は裏口に用意されているかもしれない」とし、そのような場合でも「FoursquareのPOIデータをカスタマイズすれば、ドライバーも正しい受け取り場所や受け渡し場所を特定しやすくなる」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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