Appleが「iPad」用に販売している純正カバー「Smart Cover(スマートカバー)」は、日本ではパタパタと折れ曲がって開閉する形状から“風呂ぶた”と呼ばれ親しまれている。そのカバーの次期モデルは、スマートさが飛躍的に高まるかもしれない。
というのも、Appleから米国特許商標庁(USPTO)に出願された、サブディスプレイやタッチパネル、キーボード、ペンタブレットなどとして使えるタブレット用カバーの特許「COVER ATTACHMENT WITH FLEXIBLE DISPLAY」(特許番号「US 9,335,793 B2」)が2016年5月10日に成立したからだ。出願日は2011年8月11日、公開日は2012年8月2日(公開特許番号「US 2012/0194448 A1」)。
同特許で説明されているカバーは、現在のスマートカバー同様、持ち運び時はタブレットの画面全体を保護し、使用時は邪魔にならないよう背面にめくっておいたり、三角形に畳んでスタンドとして使ったりできる形状。カバーを構成する各面は、ディスプレイやタッチパネルを搭載し、タブレット本体とさまざまなデータ通信が実行可能としている。
この仕組みによって、スタンドとして使っているカバーの背面にさまざまな情報を表示することができる。さらに、音楽プレーヤのコントロールパネルとして使うと、タッチで音楽の再生や停止、頭出しといった操作が可能になる。
また、タブレットの手前にカバーが大きく広がる形状の場合は、カバーをキーボードとして使う実施例や、スタイラスなどで手書き入力できるペンタブレットとして使う実施例も掲載されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方