Adobe Systemsは米国時間5月10日、「Adobe Flash Player」のゼロデイ脆弱性に対処するパッチをまもなくリリースすると発表した。この脆弱性は、マルウェアを被害者のマシンにインストールするために活発に利用されている。
同社のセキュリティアドバイザリによると、この脆弱性(CVE-2016-4117)は被害者のPCを攻撃するために積極的に利用されているという。
深刻度が「クリティカル」に分類されている同脆弱性は、「Windows」版や「OS X」版、Linux版、「Chrome OS」版のFlash Playerに存在している。同社によると、攻撃が成功すると「(アプリケーションが)クラッシュしたり、場合によっては、攻撃者が対象システムを制御できるようになる恐れがある」という。
この脆弱性に対処するパッチは、Adobeの月例セキュリティアップデート(早ければ5月12日にリリースされる)に含められる予定となっている。
また同社は「Adobe ColdFusion」の3件の脆弱性に対処するホットフィックスをリリースした。
ゼロデイ脆弱性に関するニュースとしては他に、Microsoftのブラウザ「Internet Explorer」に存在するメモリ破壊の脆弱性(CVE-2016-0189)を利用した標的型攻撃が現在韓国で発生しているというものがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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