ビジネス手帳やダイアリーの巻末には、冠婚葬祭からビジネス、会食に至るまでのさまざまなマナーや、単位や通貨にまつわる早見表など、さまざまなお役立ち系のデータをまとめたページが付属しているものだ。こうしたお役立ち系のコンテンツは、手帳やダイアリーとしての機能はすっかりスマホに移行してしまった今も身近に置いておきたいと思う人は多いのではないだろうか。
今回はそんな目的にピッタリの、日常に役立つ豆知識をまとめた、読み物系を中心としたアプリを紹介する。個々の情報はネットで検索すれば得られることも多いが、これらのアプリは目的ごとに幅広い情報が網羅されていることに加え、コンテンツによっては書籍がベースになっており、信頼性も高い。いざという時にすぐ使えるよう、手持ちのiPhoneに常備しておいてはいかがだろう。
PRカレンダー(無料:2016年6月現在)「PRカレンダー」は、さまざまな記念日をカレンダー形式で表示し、それぞれの制定の経緯なども知ることができるアプリ。PR TIMESが提供するプロモーション支援用のアプリだが、幅広いジャンルの記念日が網羅されており、PR以外の目的にも有用。新聞や雑誌、テレビ局などのメディアデータも掲載している。
「ささっとマナー」は、ビジネス・冠婚葬祭・食事・文例集の4つのジャンルにわたって、知っておきたいマナーをまとめたアプリ。同種のアプリはクイズ形式を採用していることが多いが、本アプリは純粋に閲覧するだけの利用にも対応する。なおビジネス以外の3ジャンルは全コンテンツの閲覧にフル版(360円)の購入が必要。
「きよらか哀悼」は、通夜および葬儀の進め方や服装のマナーなど、葬儀にまつわるさまざまな知識が得られるアプリ。全日本冠婚葬祭互助支援協会が提供しており、喪主および遺族の側、弔問する側どちらにも対応する。各葬儀会館に対して弔文や供花を送る機能も有料で利用できる。
「干支換算機」は、和暦と西暦の対照のほか、年齢の検索が行えるアプリ。皇紀および干支の表示にも対応する。同種のアプリのほとんどが年の入力にドラムロール型のインターフェイスを採用する中、本アプリはテンキーの採用によりすばやい操作が可能で、かつ和暦は明治前、西暦は紀元前までカバーするなど対応の幅広さが特徴。
「単位変換」は、さまざまな単位を相互に変換できるアプリ。同種のアプリは多数あるが、本アプリは通貨のほか長さ、面積、体積、温度、速度、重さ、圧力、電力、エネルギー、力、抵抗に対応するなど網羅性は高い。レートが変動する通貨についてはリアルタイムでレートを取得して変換を行う機能も備える。有料のPro版では時間帯や進法にも対応。
「なんつぼ(numTsubo)」は、坪・平米・畳といった面積の相互変換が行えるアプリ。住宅および宅地の広さを手軽に把握する用途に役立つ。履歴も残るので、繰り返し計算を行った場合も過去の計算結果をすばやく呼び出すことができる。前述の「単位変換」にも同等機能があるが、本アプリは面積に絞ったインターフェイスで相互比較が容易。
「本と紙のサイズ」は、A4やB5といった用紙のサイズに加えて、四六判、新書判といった判型のサイズを知ることができるアプリ。本と紙に用いられるサイズだけに特化しておりカバーする範囲は狭いが、そのぶん探しやすいことに加え、個々のサイズについて主な用途や見開きサイズ、半分折りのサイズなど付加情報が充実している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」