手持ちの自転車を5分ほどの作業で電動アシスト化できるキット「go-e ONwheel」を以前紹介したが、現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の「GeoOrbital Wheel」は、なんと60秒で電動アシスト自転車に改造できてしまう。
GeoOrbital Wheelは、バッテリとモーター、コントローラに、専用の自転車用タイヤがセットになっていて、自転車の前輪と交換するだけ。これで、普通の自転車が最高時速20マイル(約32km)でアシスト走行可能になる。モーターの出力は500w。時速20マイルまで6秒で達するそうだ。バッテリは交換式で、1つで最大50マイルのアシスト走行が可能。
26インチ用モデルと700C用モデルの2種類用意されており、700C用モデルは28インチおよび29インチの自転車に装着できるという。この両モデルで、大人用自転車の95%以上に装着可能としている。
前輪をモーターで駆動する方式なので、ペダルを踏めば人力で後輪にも力をかけられる。泥や雪、氷といった滑りやすい路面で4輪駆動の自動車が安定しているように、GeoOrbital Wheelを装着した自転車も前後の2輪駆動になって安定性が向上する。
専用タイヤはフォームで形成されたタイプで、くぎなどが刺さってもパンクしない。フォームタイプでありながら、通常のタイヤ同様の挙動をし、重さも変わらないという。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月16日まで。記事執筆時点(日本時間5月9日11時)でキャンペーン期間は37日残っているが、すでに目標金額7万5000ドルの7倍近い約51万ドルの資金を集めている。
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