Microsoftは米国時間4月27日、複数のオンラインアカウントをまたがったアクションを自動化するための非プログラマー向けツール「Microsoft Flow」のプレビュー版を公開したと発表した。
MSPoweruserの報道によると、Flowは「IFTTT」とよく似たツールだという。IFTTTは、レシピと呼ばれる「もしXXならばYYを行う」という簡単な「If-Then」形式を指定することでさまざまなスマートデバイスの制御を可能にするアプリであり、数多くのユーザーに使用されている。
Googleも同社のWi-Fiルータ「OnHub」をIFTTTに対応させたと発表したばかりだ。これにより、子どもが家に帰ってきてルータにデバイスを接続したことを検出し、親にメールで通知するといったレシピの作成も可能になる。
IFTTTのレシピに相当するものを、Microsoftはコマンドの「フロー」と呼んでいる。Flowのターゲットはコンシューマーよりもビジネスユーザーに寄ったものとなっている。
Microsoftは今回の発表で、Flowが「Office 365」や「Microsoft SharePoint」「Microsoft OneDrive」だけでなく、「Google Drive」や「Twitter」「Salesforce」「Slack」「GitHub」「MailChimp」を含む35以上のサービスと連携可能であり、その数は今後も増えていくと説明した。
Flowを使えば、上司から電子メールが送られてきた際に、SMSによる通知を受け取ることも可能になる。また、OneDriveからチームのSharePointサイトに特定のファイルを自動的にコピーするといったことも可能になる。さらに、Slack向けのアクションも数多く用意されており、「Dropbox」に対するファイルのアップロードや、修正、作成を検出した際に通知するといったことも可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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