マイクロソフト、DNA1000万本を購入--高密度ストレージにする研究に本腰

Andrew Morse (CNET News) 翻訳校正: 編集部2016年05月02日 07時19分

 Microsoftは1000万個体の合成DNAをTwist Bioscienceから購入し、デジタルデータの符号化に活用する。Twist Bioscienceが報道発表で明らかにした。長いオリゴヌクレオチドで構成されるDNAは、密度が低く耐用期間に限界がある従来のストレージに代わる可能性のある媒体として研究されている。

 Microsoftの技術研究部門に所属するDoug Carmean氏は、「デジタルデータは指数関数的に増大し続けており、長期にわたり安全にデータを保存するための新しい手法が必要だ」と述べた。Carmean氏によると、同社の初期試験において、DNA上に符号化したデジタルデータの100%が復元可能であることが実証されたという。

 同社は、作成されるデジタルデータの量は2年ごとにほぼ倍増しているにもかかわらず、データを保存するための手段はそのペースに追いついていないとしている。両社によると、1gのDNAに1兆ギガバイトが保存可能で、耐用期間は2000年にも及ぶという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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