そこが一番大きな障壁として残っているんですが、それでも結構見られています。Wi-Fiで見ている人が6~7割いるので、(AbemaTVは)Wi-Fiで見るべきサービスだということは理解されている。僕も移動中などにどうしても見たいときは4Gで見ますけど、基本的にはWi-Fiがある環境で使ってほしいサービスですね。高画質なので、当然それなりには通信量がかかります。
もちろんそうです。いまは全く考えていません。サービスが流行れば、収益はついてくるものだと思っています。(編集部注:月額960円で過去の番組をオンデマンド視聴できるメニューも提供予定であることを明らかにしているが、藤田氏は発表会の際に、同メニューを利用するユーザーはごく少数になるとの見方を示している)
結論からいうと、どちらも意識していないんですが、自分で使ってみて感じるのはテレビとは共存できるということです。AbemaTVを見ていると、テレビでは何を放送しているんだろうとか、やっぱり大画面で見てみたいなとか感じるようになるので、(視聴者の)総量は増えるのではないかと思います。
インターネット動画サービスについては、類似したものはないので、オンデマンドで見たい時は、NetflixとかHuluを使えばいいと思うのですが、それは視聴習慣としては「レンタルビデオ」に近い感覚だと思うんです。AbemaTVの視聴習慣はそういうものではないので。
もちろん柱にするつもりで立ち上げています。3年前に方向性を決めたんですが、やはりうちの社員は、派手好きなやつが多いので、決済とか通信インフラとかじゃなくて、「コンテンツやろう、音楽やろう、動画やろう」というと、皆やりたいと言います。会社にいる人に合わせたもの、基本はこっちの方向に軸足を置こうと思っています。特にゲームがいま稼いでくれているので、この間になんとか立ち上げ切りたいですね。
※第2回「藤田晋氏の“組織論”」は4月30日(土)に掲載
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