ニューヨークに敷地面積17万平方フィート(約1万5800平方m)の工場を開設してから1年足らずのMakerBotは米国時間4月25日、同社の全3Dプリンタを委託製造業者であるJabilが製造することになったことを明らかにした。Jabilは米国に本社を持つが、製造施設は海外にある。
デスクトップ3Dプリンタで知られるMakerBotは、「今後数カ月の間に」Jabilに生産を移管するとともに、工場従業員を削減する計画だと述べた(対象となる従業員数は未公表)。最高経営責任者(CEO)のJonathan Jaglom氏はブログ記事で、今回の変更が「新興市場の変動性に対処する」ために必要な措置であると記した。
「柔軟性のある製造モデルを採用することにより、市場の需要に応じて生産規模を迅速に拡大縮小することが可能になると期待しており、ニューヨーク市の工場を維持するための固定費用が不要になる」(Jaglom氏)
市場調査会社Canalysのアナリストらは、3Dプリンタ市場が2019年に202億ドル規模に達すると予想している。一方で、MakerBotは一般の消費者へのリーチに苦戦しており、2015年に複数回にわたり人員削減を実施した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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