Microsoftは米国時間4月14日、「Windows Phone」用に開発されたキーボード「Word Flow」の「iOS」版をリリースする計画を発表し、競合するモバイルプラットフォームへの対応をさらに強化する姿勢を示した。
iOS版Word Flowでは、Windows Phone上と同様に単語をタップまたはスワイプして削除したり、キーボードの背景をカスタマイズしたりできるほか、テキストの予測入力も支援する。Microsoftはさらに、文字キーを片手で届く範囲に扇形に配置することで、片手でのテキスト入力機能も使えるようにする。
この発表に先立ち、Microsoftは4月に入ってiOS向けに「Hub Keyboard」をリリースした。このキーボードは「Android」版に似ているが、新しいWord Flowのベータ版より機能は少ない。
Microsoftは、Word Flowのベータ登録受付を開始している。
Microsoftはウェブサイトで、「このアプリは現在、クローズドベータリリースの段階にあるが、これはつまり、全員に開放する前にきちんとしたものにしたいということだ」と述べている。同社は、iOS版Word Flowを「App Store」を通じてすべての「iPhone」ユーザーに公開する日程を明らかにしていない。
Appleは2014年、「iOS 8」へのアップデートでサードパーティー製キーボードを利用できるようにした。「SwiftKey」(Microsoftが買収したばかりだ)や「Swype」など人気の高いサードパーティー製キーボードは、既存のiOSキーボードに不満を持つiOSユーザーから支持を得ている。
The Vergeによると、GoogleはiOS向けに検索に重点を置いたキーボードを今後数カ月以内にリリースする計画だという。Microsoftと同様にGoogleも、Appleの「iCloud」ではなく自社のサービスを通じてiOSユーザーに攻勢をかける中で、自社ネットワークの広告を配信したいと考えているのだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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