4月14日の21時26分に熊本県益城町で震度7の地震が発生した。複数の家屋が倒壊したほか、火災も発生している。4月15日0時時点でも余震が続いており、多くの住民が避難している状況だ。
地震の映像はテレビ各局が中継しているが、テレビ環境がない人でもNHKがテレビニュースのインターネット配信をしているほか、サイバーエージェントが提供するインターネットテレビ局「AbemaTV」でも地震の映像を視聴できる。
また、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手携帯3キャリアは、自身の安否情報を文字で登録して携帯電話やPCで確認できる「災害伝言板」と、安否情報を音声メッセージで登録して携帯電話番号で指定した相手に届けられる「災害用音声お届けサービス」を提供中だ。4月15日には、熊本県内に設置された各社の公衆無線Wi-Fiを無料で開放した。
グーグルは2011年の東日本大震災でも活用された安否確認サービス「Googleパーソンファインダー」や「災害情報マップ」を提供している。Facebookも、熊本県の友人の無事を確認できる「災害時情報センター」を公開している。
LINEは、固定電話や携帯電話に電話をかけられる「LINE Out」機能で、日本国内の番号への発信を、1通話あたり最大10分まで無料化している。これにより、家の電話やLINEでつながっていない人への安否確認をしてほしいとしている。使い方はLINEの「・・・(その他)」ページから「Call」を選択し、キーパッドマークを選んだ後、電話番号を入力して発信する。
【追記】4月15日12時30分 : LINEはTwitterの公式アカウントで「先ほどご案内したLINE Outは回線に負荷が集中する恐れがあるため、緊急性が高い場合のみご利用いただくようご協力をお願いします」とアナウンスしている。
そのほか、ヤフーでは災害情報をいち早く知らせる「防災速報アプリ」を提供。「Yahoo! 天気・災害」では熊本県の「避難所マップ」を提供している。九州電力のウェブサイトでは「停電情報」を確認できる。
また、トヨタ自動車は「通れた道マップ」で、走行可能な道路を知らせている。
被災地への支援の方法もある。「Yahoo! ネット募金」では、熊本地震緊急寄付を受け付けており、クレジットカードやTポイントでの寄付が可能。VOYAGE GROUPは、ポイントサイト「ECナビ」で、ECナビポイントによる「熊本地震被災地支援」募金を開始している。
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