Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は、同社の10年間のロードマップを発表した。それに従って、同社は今後、ドローンや通信インフラ、人工知能(AI)によって実現されるビジョンと論理的思考、ソーシャル仮想現実(VR)に取り組んでいく。
Facebookの「F8」カンファレンスで披露されたこのロードマップは、注目すべきものである。なぜなら、その中心にあるのは、製品を開発して拡張した後、エコシステムに取り組むというシンプルな構造だからだ。
これからの5年間でFacebookの焦点になるのは、誰もが知っている同社の製品群である。例えば、動画や検索、「Messenger」、Instagramなどだ。ここでの全体的なテーマは、Facebookがエコシステムを発展させて、収益化可能なツールを開発するということである。
例えば、FacebookのMessengerプラットフォームの焦点になるのは、企業と人々をつなぐことだ。MessengerとWhatsAppを提供するFacebookは1日に600億件のメッセージ(「SMSのこれまでの記録の3倍に相当するメッセージ件数」)を処理する。
さらに興味深いのは、中核的なモデルから脱却するFacebookの10年計画だ。実を言うと、このFacebookの基本計画には、「Google X」のような雰囲気が漂っていた。
Facebookが飛行機を作ると誰かが言ったら、その人は頭がおかしいと私は言うだろう、とZuckerberg氏は皮肉を言った。しかし、Facebookは上空から地上にインターネットアクセスを提供するため、太陽光発電で自動飛行する飛行機を開発している。さらに、アフリカにインターネットアクセスを提供するため、衛星の打ち上げも予定している。
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