アドビ システムズは4月13日(米国時間)、動画編集、モーショングラフィックス、オーディオなど、Creative Cloudツールの新機能を先行公開した。
動画編集ソフト「Premiere Pro」では、8Kサイズの動画や360度映像の編集に対応。こうしたマシンパワーを必要とする動画や、HDR、HFRといった高負荷メディアでの作業が簡単に行えるようになる「プロキシーワークフロー」に対応する。縮小された仮の動画を用いることで、負荷を下げながらの編集が可能だ。
2016年初夏に提供予定のPremiere Proの次期バージョンでは、360度映像からVRゴーグルでの見え方を再現する「フィールドオブビュー」モードなど、VR制作対応の機能を新たに追加する。
さらに、フォトストックサービス「Adobe Stock」との連携を強化。新たなワークフローとしてAdobe BridgeとLightroomのアプリ内から直接Adobe Stockのマーケットプレイスに作品が提供できる予定だ。
今回公開された新機能により、メディア企業ならびにエンターテインメント企業は、コンテンツ制作機能と配信管理のAdobe Primetimeを組み合わせることで、さまざまなスクリーンに向けてTV番組やビデオを配信できるようになる。
また、Appleの「Apple TV」やソニーの「Play Station」、Rokuの「Roku」、マイクロソフトの「Xbox」など、ネット対応デバイスによるOTT(Over The Top)コンテンツ視聴者の増加に対応。同社が提供するデジタルマーケティングツールにより、放送局や有料テレビサービスプロバイダーは、視聴者獲得、継続利用、収益化を推進できるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」